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運命や、霊視による予言について、重大な誤解がありますので、常々説明したいと思っておりました。

今回、とても参考になる出来事が身近で起きましたので、例としてあげて説明いたします。

「自分の行動で未来が決まる」と思っている人は、絶対に幸せになりません。

そういう人に限って、霊視による予言に頼り、「何をしたらいいか」を聞いてきます。

運命は決まっておりますが、決まっているから変えられないのではなくて、考え方を変えようとしないから変わらないのです。

その変わらない運命をどうにかしようとして、どう行動したらいいか聞いても、考え方を変えなければ、運命は変わりません。

あなたの運命は、現状がもっともよく表しています。これからどうなるかよりも、現状をどうするかが重要なのですが、そのためにどう行動したらいいかではなく、どうにかしたい現状になってしまった原因に気づき、誤った考え方を改めることです。

具体例をあげます。

私の身近で起きた実例です。

お父さんとお母さんと娘さんの3人家族で、とても幸せに暮らしておりますが、ひとつだけ悩みがございました。

娘さんが20代後半でありながら、独身のまま、ニートとなっていることでした。

お父さんも、お母さんも、娘さんを叱ります。娘さんなりにがんばります。独身とはいえ、恋愛話がないわけではなく、よいご縁に恵まれれば、幸せになることができます。

でも、娘さんはなかなかよいご縁に恵まれません。仕事に就かず収入もありません。

そんな中で、ご両親は叱り続けるので、娘さんは情緒不安定になり、ご両親に反抗的になりました。ご両親は困ってしまいました。

その頃、私は霊視させていただく機会があり、娘さんによいご縁がありますので、働かなくとも、花嫁修業をすればよいとお伝えいたしました。

ご両親には、娘さんを無理に働かせずに、自由にさせてくださいと、念を押してお伝えいたしました。

その後、娘さんは前向きになり、よいご縁を求めて、積極的に出かけるようになりました。明るくなったので、これはこれでよいことでした。

しばらくして、お母さんが職場の事情で仕事を辞め、家にいることが多くなりました。

娘さんはよいご縁を早くに望むあまり、新しい友人をたくさん増やして、よい友人も悪い友人も増えてしまい、夜遅くまで遊んで、昼頃まで寝ている毎日になってしまいました。

お母さんは、娘さんの放蕩ぶりに我慢できず、また親子喧嘩が増えました。

お母さんにしてみれば、親として放っておけない心境でした。

ついには、娘さんに対し、何かの条件として、働くことを仕向ける発言が見受けられました。

ここで、親子関係は、私が霊視した前に逆戻りです。振り出しに戻りました。

私は危機感を感じ、お母さんに直接、丁寧に「我慢してください」とお願いしました。

娘さんは厳しいご両親の元、多くのことを我慢して生きてきています。自己責任で行動したことがなく、努力した何かを認められた経験がほとんどないため、自尊心が芽生えず、今やっと思春期を体験している状態ですと、細かく説明しました。
娘さんに腹が立つでしょうが、本人の自由にしてあげることが大切で、心理学でいう親離れの時期であり、お母さんが子離れしないといけませんと、丁寧に説明して、了解された表情で帰ってくださいました。

私はこのままでは、娘さんにたいへんなことが起きると、霊感で感じ取っていたからです。前回の霊視から娘さんとやり取りはしておらず、お母さんに初めて忠告した状態でした。その後も親子とはやり取りしておりません。

後で聞いた話では、お母さんは私の話に納得していなかったそうです。

やがて、悲劇が起きました。

娘さんの自殺未遂です。厳密には、死を予感しながら深夜、屋根の上に登り、転落したのでした。落ちたら楽になるだろうと思っていたそうです。

転落して身動きが取れなくなった娘さんは、朦朧とする意識の中で携帯電話を使い、自宅に電話をかけて、助けを求めたそうです。そのあとすぐに真冬の北海道の屋外で気絶したそうです。

ご両親は慌てて病院へ運び、娘さんは全身打撲でしたが診断の結果退院され、未だ痛みに苦しんでいます。

私は不安が的中したので、お母さんに向かって、以前お伝えしたことを指摘すると、私への不満を募らせておりました。

どうもお母さんは、娘さんによいご縁がなく、お母さんは私の予言が外れていると考え、あてにならないと考えたようです。忠告の際も、自分の何が悪いのか理解できなかったようです。

みなさん、おわかりでしょうか。

私が何のために危機感を感じ、忠告したのか。そのままで幸せになれるのであれば、危機感は感じませんし、忠告いたしません。

私はうまくいった場合の未来を伝え、娘さんは一時的にその方向へ進んだのです。

それと同時に、ご両親へしっかりと念を押して、娘さんの自由にしてあげてくださいと伝えてあるのです。

しばらくはそのとおり進みました。

しかし、振り出しに戻ったとき、私の霊視と忠告は台なしになりました。

お母さんの私への不信感は、お母さんの娘さんへの考え方を変えなかったために、それとかみ合わない私の霊視と忠告に堪えられず、無視したために起きたものであって、私のせいではないのです。

ここに運命を変える難しさがあるのです。変わろうとしない者は変わらないし、変わろうとしないでどうにかしようとしても、どうすることもできず、幸せにはなれないのです。

ここで、相談者をおどす霊能者とのちがいを書いておきます。

私は始めからこの親子に対し、私の言うとおりにしないと不幸になるとは一切、言っておりません。

幸せになる場合の未来についてお伝えし、そのための注意点を丁寧に、念を押してお伝えしておりました。

言うとおりにしないとたいへんなことになるとは一言もなしです。忠告する際も、よい方向へ向けてのアドバイスに徹しました。

おどしてはいけないのです。強要もいけません。

運命を変えたいと思っている方は、私の一言で何かを感じるのか、どんどん変わっていきます。おどさなくとも、強要せずとも、変わっていきます。

変わろうとしない人は、変わらないのです。神仏も本人の意思を尊重し、助けません。

もう事態が変わってしまいました。娘さんが全快するまで、さらに幸せは遠のくことでしょう。

遠い未来のご縁が、うっすらとかろうじて近い未来になる可能性が見えていたものが、遠い未来に戻ってしまいました。

これが過干渉の親子の現実です。特別なものではなく、過干渉の親子ではよくみられるケースです。

心理学では過剰支配と過剰適応とも言うそうです。そういった関係はこの親子のように自滅に向かいます。

娘さんは変わろうとしました。お母さんが変わろうとしませんでした。

考え方が変われば運命が変わったものを、受け入れない人間は変わりません。

これが人の恐れる変わらない運命です。

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