2014
08.07

「空気」例題7の解説

コミュニケーション

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今日は例題7の答えです。

例題7
約束をしていた友人が急に来れなくなったので「なんで来られないの?」と聞いたときの「空気」は何か。

模範解答
「なんで来られないの?」と聞いたのは「来られない理由」ではなく「来たくない理由」を聞く「空気」になってしまっている。
「本当は行きたいのに行けなくて残念」という気持ちを伝えないと「本当は来たくないから嘘をついて来ない気ね」と誤解されている「空気」を撤回できない。

これはいかがですか。驚かれる方も多いですか。

「そりゃそうね」と思う人も多いでしょうか。

「空気」を読めるにしても読めないにしても、「本当に行けなくなった」ことを気持ちをこめて伝えないと「もともと来る気がない」と思われがちです。

これを実は心理学で「根本的な帰属の誤り」と表現され、心理学的研究課題とされています。

「行けない事情がある」のに「来たくないのね」と思われるのは、もはや必然といえるかもしれません。
「社会性」において「言語」だけでなく「態度」や「表情」も意思表示とされますので、それは仕方がないともいえます。

いわゆる「根本的な帰属の誤り」と表現された「誤り」ではなく、「近似ショートカット」だと解釈する学者もおり、「必然」だと考えるのです。

いずれにしても、「行きたくないから参加しない」のではなく「行きたいけど行けない」という気持ちを表現する意思表示が大切ということでしょう。

「行動」「態度」イコール「感情」「本音」だと思われてしまうものですので、真実はちがっても「真実はちがう!」と怒るのではなく、「真実はちがうんですよ」と意思表示する責任が自分にあるということです。

したがって、悪意なく来られない人に向かって「なんで来られないの?」と聞くことは「なんで来る気がないの?」とケンカを売っている解釈にもなりがちですので用心してください。

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